
人事部の仕事と役割4 人材採用
人事部の仕事と役割について、ポイント形式で解説するコーナーです。第4回では、人材採用のポイントを解説致します。
人材採用
ポイント16.採用計画
人材採用にあたって最初に行うのが、採用計画の策定です。経営計画や人員計画に基づいて、採用する人材のイメージ、採用する人数の目標、採用スケジュールなどを具体的な計画に落とし込みます。採用計画の策定にあたっては、採用後の配置や教育研修を十分に考慮するととも、採用が予定通りに進まない場合も想定するなど、なるべく柔軟性を持たせておくとよいでしょう。
ポイント17.広報活動
人材採用において重要となるのが、採用のための広報活動です。広報活動には、企業の概要や業務について紹介するプレゼン資料や動画の作成、ホームページやSNSでの採用情報の発信、学校や求人媒体とのやり取り、求人情報の掲載、企業説明会の開催などが含まれます。採用計画に基づいて、自社に合った効果的な広報活動を行うようにしましょう。
ポイント18.選考プロセス
人材採用において中心となるのが、選考プロセスの管理・運営です。エントリー・応募書類の受付、選考基準の作成、試験・面接の実施、選考結果の評価と通知などのプロセスが必要となります。選考プロセスにおいて不正、ハラスメントや不適切な言動など行われないように、面接官やスタッフのトレーニングを徹底するようにしましょう。
ポイント19.内定者へのフォロー
内定の通知から入社までの内定者へのフォローも重要となります。内定式や懇親会の開催、会社の行事やイベントへの招待、入社前研修などを通じて、内定者の不安を解消するとともに入社意欲を高めるとよいでしょう。また、内定辞退への対応や内定取消しについても、法律上のルールを正確に理解した上で、適切な対応を行う必要があります。
ポイント20.入社後のフォロー
採用活動は、採用者の入社で終わるものではありません。採用者が会社の戦力となるまでが人材採用であるといえます。そのため、入社後のフォローは極めて重要となります。入社後のオリエンテーション、OJTトレーニングやメンター制度などを通じて、採用者が早く会社に馴染むことができるようにサポートを行うとよいでしょう。
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