人事部の仕事と役割2 人事社員に求められる能力

人事部の仕事と役割

人事部の仕事と役割2 人事社員に求められる能力

人事部の仕事と役割について、ポイント形式で解説するコーナーです。第2回では、人事社員に求められる能力のポイントを解説致します。

人事社員に求められる能力

ポイント06.労務・法務知識

人事社員にとって基礎として求められるのが、労務や法務の知識です。人事部の業務は、労働法をはじめとする法令に基づいて行われる必要があります。そのため、人事社員は、これらのルールに精通しなければなりません。さらに、自分の業種や会社に適用される特別なルールがある場合には、此らについても十分に理解しておきましょう。

ポイント07.分析力

人事社員には、自社の現状と課題を適切に分析できる能力が求められます。人事戦略の立案にあたっては、現在の社員の構成や評価などを正確に把握した上で、将来を見据えた戦略を立案する必要があります。また、内定辞退率や離職率が高い場合には、その原因となっている問題を分析した上で対策を検討する能力も重要となります。

ポイント08.企画力

企画力も人事社員にとって必要な能力といえます。人事部の業務では、応募者向けの会社説明会から、入社式、社員旅行・懇親会、社員研修、表彰式、送別会など様々な行事やイベントの企画・立案に関わることになります。そのため、人事社員には、行事やイベントの目的や参加者のニーズを把握した上で、企画を行う能力が重要となります。

ポイント09.コミュニケーション力

人事部では、様々な部門の社員とコミュニケーションをとることが求められます。また、経営層・労働組合・行政当局など、社内外の様々な関係者とやり取りを行う機会もあります。そのため、人事社員にとって、コミニュケーション力は必須の能力であるといえます。また、説得力や交渉力などのスキルも高めておくとよいでしょう。

ポイント10.紛争解決力

人事部の仕事には、ハラスメントや各種の労働紛争への対応も含まれます。これらの紛争は、人事社員が原因となってしまう場合や、人事社員の対応が不適切であったために悪化してしまう場合も珍しくありません。人事社員には、ハラスメントや各種の労働紛争を適切に解決するための紛争解決能力が求められているといえます。

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