人事部の仕事と役割8 人事評価・人員配置

人事部の仕事と役割

人事部の仕事と役割8 人事評価・人員配置

人事部の仕事と役割について、ポイント形式で解説するコーナーです。第8回では、人事評価・人員配置のポイントを解説致します。

人事評価・配置

ポイント36.人事評価制度の設計

人事評価制度は企業の根幹であるといえます。人事評価制度は、公平かつ透明で社員に信頼されるものでなければなりません。また、経営戦略や人事戦略と整合性のあるものにする必要があります。目的管理制度、多面評価や自己評価などを導入する企業もあり、自社の実情に合った人事評価制度を設計するようにしましょう。

ポイント37.人事評価制度の運用

人事評価制度の円滑な運用のためには、評価の基準だけでなく、評価の方法や手順、評価結果の活用などについても定めておくとよいでしょう。特に、評価者が恣意的な評価を行うことがないように評価者の訓練やチェックを行ったり、評価結果が社員の成長につながるようにフィードバックの機会を設けることが重要です。

ポイント38.配置・異動

人員の配置・異動は、企業にとって重要な課題となります。人員の配置・異動にあたっては、企業の経営上のニーズを満たすことだけでなく、個々の社員の能力やモチベーションを最大限に引き出すようにすることが大切です。また、どのような人材を育成するために、どのような経験を積ませるのかという長期的な視野も重要となります。

ポイント39.出向・転籍

出向と転籍は、他社で勤務することは共通ですが、出向が現在の会社に籍を残すのに対し、転籍は現在の会社を退社扱いとなるという違いがあります。出向・転籍は、他社との関係強化や業務支援のほか、社員に多様な経験を積ませるなど様々な理由で行われます。出向・転籍には、社員本人の同意の取得や労働条件の調整が必要となる場合があります。

ポイント40.人員削減

人事部は、会社の業績悪化などにより人員削減を行わなければならない場合もあります。人員削減の際には、労働基準法などの関連法令を遵守した上で、希望退職者の募集や整理解雇を行うことになります。その際には、公平かつ透明な基準で対象者を選定するとともに、対象者への十分な説明やフォローを行うことが大切です。

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