人事部の仕事と役割7 人材育成・社員研修

人事部の仕事と役割

人事部の仕事と役割7 人材育成・社員研修

人事部の仕事と役割について、ポイント形式で解説するコーナーです。第7回では、人材育成・社員研修のポイントを解説致します。

人材育成・社員研修

ポイント31.体系的な人材育成・社員研修

人材育成・社員研修は、人事戦略に基づいて体系的に行うことが重要です。必要な人材を育成するためには、OJT(On-the-Job Training)と研修を効果的に組み合わせることが有効です。また、研修については、階層別研修やテーマ別研修などの研修をいつどの対象者に実施するのか、具体的な研修計画を設計するとよいでしょう。

ポイント32.社員のキャリア開発支援

人材育成においては、会社が必要な人材を育成するという視点に加えて、社員の目標やキャリア志向に応じた成長の機会を提供するという視点も重要になります。社員への面談やアンケートを通じて、社員の目標設定やキャリアパスの明確化をサポートするとともに、可能な範囲でOJTや研修の機会を提供するとよいでしょう。

ポイント33.研修の企画

研修の企画にあたっては、経営層や事業部門とも連携し、経営課題や現場のニーズに即した研修を企画するとよいでしょう。また、法改正などのテーマを取り入れることも有効です。年間の研修計画では、研修テーマ、対象者、研修方式、研修のタイミング、講師を決定するとともに、予算やスケジュールを策定していくことになります。

ポイント34.研修の実施

人事部は、研修の実施においても中心的な役割を果たすことになります。会場の準備、オンライン会議システムの設定、研修講師の手配、司会進行、質疑応答の整理など、人事部のスタッフが研修の運営全般を担当することが一般的です。事前打ち合わせやリハーサルを十分に行うなどして、当日の研修をスムーズに進行できるようにしましょう。

ポイント35.研修の評価・改善

研修は実施したら終わりではなく、その後のフォローが重要となります。研修後の感想文やアンケートを通じて、参加者の満足度や研修効果を把握するとよいでしょう。また、受講者や現場からのフィードバックを次の研修に改善に活かすとともに、研修内容が現場で実践されているかを確認し、企業や社員の成長につなげていくようにしましょう。

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